Innovation Initiatives: Building Proposal-Driven Organization
概要
概要
伊藤忠商事 ITストラテジスト 兼 CISD(ASIA)CO.,LTD 最高戦略責任者(CSO)の原田 修作 氏は、従来のIT組織からイノベーション創出型企業への変革の歩みについて紹介しました。同氏は、IT部門が単なる「依頼対応型」の組織から脱却し、新たなビジネス価値を自ら創出する存在へ進化する必要性を強調し、その変革を「オーダーテイカー(受け身の実行者)からストーリーメーカー(価値創造者)へ」と表現しました。 その象徴的な取り組みとして紹介されたのが、複数年にわたるSAP刷新プロジェクトです。数千件に及ぶ個別カスタマイズやアドオンを見直し、クラウドベースのクリーンコアアーキテクチャへ移行。業務プロセスの標準化とERP基盤の近代化を実現し、将来の事業変革やAI活用を支える拡張性の高いプラットフォームを構築しました。 また、FPTとのパートナーシップについても紹介しました。従来のオフショア開発の枠を超えた戦略的イノベーションパートナーとして関係を深化させ、マルチAIプラットフォームやGlobal Tech Centerの構築を共同で推進。ビジネス知見、技術力、スピード、グローバルな開発体制を融合しながら、実践的な価値創出に取り組んでいます。 原田氏は、真のイノベーションには部門や企業の壁を超えた統合チーム、迅速な実行力、そして実証実験(PoC)にとどまらない事業成果へのこだわりが不可欠であると強調しました。AIへの期待を実際のビジネス変革へとつなげることこそが、これからの企業競争力の鍵であると述べました。
主なポイント
オーダーテイカーからストーリーメイカーへ
原田 修作氏は、IT部門は単に事業部門からの要望に対応するだけでなく、自らイノベーションとビジネス変革を牽引する存在へと進化する必要があると強調しました。
AI時代を見据えたデジタル基盤の構築
伊藤忠商事は、数千件に及ぶカスタマイズを廃止・標準化。将来のイノベーションやAI活用を見据えたクリーンコアなクラウド基盤へとSAPを刷新しました。
戦略的パートナーシップによるイノベーションの推進
伊藤忠商事はFPTとの協業により、従来のオフショア開発中心の関係から、Global Tech Centerの設立やAIの共同推進といった取り組みを核とする、統合型イノベーションモデルへと関係を発展させました。
PoCを実ビジネスへ展開し、価値を創造
イノベーションの実現には、スピード、柔軟性、そして実行力が不可欠です。成功の鍵は、本番環境で稼働するソリューションを構築し、具体的なビジネス価値を創出することにあります。
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