AIセキュリティの取り組み
概要
概要
三井物産セキュアディレクション(MBSD)執行役員 小河 哲之 氏は、。AIによってサイバーセキュリティの在り方は大きく変化していますが、その本質は変わりません。また、MBSDとFPTの6年間のパートナーシップについて触れ、当初は小規模な体制から始まった協業が、現在では約40名規模のセキュリティ専門チームへと発展したことを紹介しました。そのうえで、持続可能なサイバーセキュリティ能力を構築するためには、先進技術の活用と継続的な人材育成を両輪で進めることが重要であると強調しました。
中心的なメッセージは、AIによってサイバーセキュリティの在り方は大きく加速しているが、その本質は変わらないというものです。最新のAIモデルは、脆弱性の発見や攻撃の自動化を可能にし、攻撃者にとっての参入障壁を引き下げています。その結果、サイバー攻撃はより迅速かつ大規模に実行できるようになっています。一方で、防御側にとってもAIは強力な武器となります。AIを活用することで、脅威検知、優先順位付け、運用の自動化、インシデント対応の迅速化などが可能となり、防御能力を大きく向上させることができます。しかし、パッチ管理、ガバナンス、リスク受容の判断、アクセス制御、そして人による監督といった重要な領域については、AIだけで完全に自動化することはできません。
今後、AIの活用がさらに拡大する中で、企業はAIを活用した脅威に対抗するためにAIを活用すると同時に、セキュリティの基本原則、ガバナンスの徹底、そして事業継続性や運用レジリエンスを維持し続ける必要があります。AIはサイバーセキュリティのスピードを変えますが、その核となる原則は変わりません。
主なポイント
パートナー共創型サイバーセキュリティの強化
MBSDは、FPTとの6年間にわたる協力関係を紹介。2名から40名へと専門人材を拡大し、人材育成と技術力の向上を両立させながら、サイバーセキュリティサービスの強化につなげてきました。
AIがサイバー脅威の構図を変えつつある
新たなAIモデルは、脆弱性を自動的に発見できるようになり、サイバー攻撃のハードルを引き下げています。その結果、高度なスキルを持たない攻撃者でも、より迅速かつ大規模な攻撃を実行できるようになっています。
防御は単なる自動化ではなく進化が求められる
AIは脅威の検知、優先順位付け、対応の強化に貢献できます。一方で、パッチ適用、リスク判断、ガバナンスといった重要な機能については、依然として人による監督が不可欠です。
セキュリティの基本原則は変わらない
AIによってサイバーセキュリティの進展が劇的に加速する一方、組織はセキュリティの基本、ガバナンスの徹底、および運用上のレジリエンスに引き続き注力し、セキュリティを継続的に確保していく必要があります。
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